ジェシー

栄養士志望。 いろいろ考える

無題

 

 

 

強く蝕む

 

じわりと がぶりと。

 

 

蝕まれてゆく

 

下半身がぎちぎちと埋められている

 

 

 

うごけない。うごけない。くるしい。やめたい。逃げたい。離して、どうして、許して。

 

 

 

手を掴まれている

 

おまえはダメだと罵声が飛び続ける

 

 

 

 

いつまでたっても逃れられず、和解どころか、直視することさえできない。

 

 

これすらも、蝕まれているのか。

 

 

許すな。認めるな。過ちである。

逃げるな。逃さない。許さない。

 

 

 

「みんな、できてるよ、そんなこと」

 

 

 

そういって蝕む

 

じわりと、がぶりと。

 

 

 

うごけない。なにもできない。許してほしい。許さないでほしい。

 

 

 

向上心なのだろうか。

 

それとも

 

 

 

なんだ?

 

おまえはなにを望むのか

 

 

 

 

 

助けてほしい。

 

 

 

キモノ

 

 

キモノの試着をした。

新しい扉を開いてしまったと、歓喜と怯えが走った。

 

狸が洛中を駆け回る話を読み終えた。

家族は、支え合うものだと気づいた。

 

彼とは解り合えなかった。

それでも好きなんだから、まったくどうしようもないものだ。

 

半年ぶりにあの子に会った。

なにも変わらないけれど、やっぱり大切だと気づいた。

 

 

なにもしていないようで激動の1ヶ月だった。

 

 

手紙を書いている。

わたしは、己の情けなさに向き合わなくてはならない。恥ずべき言動や行動を、省みなくてはならない。

 

足場は以前安定せず、グラグラと揺れている。

もう帰ってはならない気もするが、私が一番向き合わなくてはならないのはあの家なのだ。

 

ペルシア絨毯を眺めながら、はと気づいた瞬間であった。

 

 

 

 

わたしは、あの家に帰りたいのだ。

 

 

違う前の、幸せな家に。

 

 

あの人たちもきっと、そうなのだ。

 

 

でも私は変わってしまった。

横柄な態度は反省し治していくとしても、治すための方法や信じるものは理解されないだろう。

 

 

それでいい。

 

 

解ってくれと求めてはならない。

それは、1番の遠回りだから。

 

 

 

わたしのそばには沢山の理解者がいる。

十分である。感謝しかない。

 

 

解らなくていい、否定しないでほしいと__

 

 

つたわるのだろうか。

いまのはなし

 

 

あの選択シーンで、わたしは年を留めることを選んだ。

 

そう、選んだのだ。限界だった。

我慢できない、心の弱さを責め、責められた。

 

あの瞬間に立ち返る必要はない。

空いた一年間は、わたしという人間においてのターニングポイントなのだ。

 

日夜好きなことしかしていないが、糧となる努力をしていこう。

 

心ははればれとしている。

 

その隙に、手を掴まれた。

 

 

振り向けば、人。

 

 

わからないものだと、首を振りたかった。

 

弱いわたしは、負けてしまった。

 

これも、ターニングポイントなのだろうか。

 

わたしの中で、ここまでのあらすじを要約し、これからの展開に対しあれこれとレールを敷いていく。

 

結局は1人で生きていかなきゃいけない。

 

自分でなければ他人なのだ。

 

他人にわたしは渡せない。

絶対に、手放してはならない。

 

これからに想いを馳せる時間が、無駄を生みだす。

 

理想なんて現実でないのだから、考えるだけ無意味なのだ。

 

 

夢で見たあの表情をされる瞬間が、くるのだろうか。

 

すこしの怯えと、満悦感に溢れている。

 

 

足場を固めるのだ、早急に。

 

 

わたしを、渡すことはできない。

絶対に手放してはいけない。

 

 

 

 

 

T字路

 

 

 

とうとう、きまってしまった。

いや、ほぼ「きめた」状態に近いのだが。

 

たった二文字。

されど二文字。

 

 

あの夏の言葉をエンジンに走るつもりであったのに、結局止まってしまった。

 

 

つかれてしまったから、とよくわからない言い訳を自分につけながら、ずるずるとこのザマだ。

 

 

ここからどうするかを決めることが重要である。ところが全く浮かばない。

 

 

なんだかんだいままで燃え続けていたガソリンが、とうとう燃え尽きてしまった。

 

 

わたしはこれからどうしたいのだろうか。

 

 

だれかに相談したところで、それは結果にはなり得ない。

 

 

どう、したいのだろうか。

これが間違った手段だとしても、きちんと考えたい。

 

 

きちんと。

 

 

 

現実

 

 

学校は、とてもおもしろいのだ。

知りたかったことを学べる。なんと贅沢なことか。

 

贅沢なことと認識しているにもかかわらず、わたしはなんども席を欠けた。もう、あとはないそうだ。

 

 

なぜ?アルバイト?

 

 

いやぁ、ちがくてさぁ…

 

 

 

 

 

この質疑応答ほど無意味なものはない。

 

 

アルバイトは楽しい。

人が喜ぶ様を見るのは気持ちがいい。協力して作り上げる時間とサービスは、達成感がある。

 

 

 

でも、そこまでだ。

 

 

むずかしい。暴食は止まらず、金はするすると逃げていく。

 

 

欲しかった服を買った。

 

 

心は晴れぬままだった。

 

 

 

 

 

"もういいんじゃないかな"

 

言い訳と諦めがちらちらと顔をみせる。

 

 

弱いわたしに気づいて、責める声がする。

 

 

全ては内側で響き合い、わたしという存在に影響をもたらす。

 

 

 

なにがこんなに辛いのかわからない。すこしわかるが、それだけか?とかんがえてしまう。

 

 

 

きっと、それだけだ。

 

 

 

わたしの中のわたしは、とても少なく、あさく、つまらない。

 

 

 

睡魔に負けた、とは言ったもんだ。

 

 

 

 

ぜんぶぜんぶ阿呆にみえる。

 

 

 

 

溜まった課題、やりたいこと、やめたいこと、ぐちゃぐちゃにまぜられつづける。

 

 

 

わがまま

 

 

 

またごねてしまった。

 

 

パニックになってすがったけれど、はたから見たらごねてるだけなんだろう。

 

 

一晩中、まぶたは熱いままだった。

 

 

 

手放すことはできない。

 

 

 

あれも、これも。

 

 

 

 

 

守る時はなにか捨てなきゃいかんのだ。

 

 

 

それはきっと今なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぶた、おもい。

 

 

 

 

 

 

さめざめと

 

 

 

寒い。

 

急激な温度の変化に、身体は簡単についてこない。

 

 

胃が、キリキリと痛む。

 

 

 

放った言葉も、受けた想いも、全部まぜこぜにして、ぐちゃぐちゃとおもいだす。

 

 

 

この月になってから、立っては伏せての繰り返しだ。

 

 

 

 

思い起こせば去年も、一昨年もこんなだった。

 

 

 

 

 

あれからまったく進めていないのだろうか。

 

 

 

 

 

弱いわたし、

 

 

 

伏せてはまた

 

 

 

 

幻に想いを馳せるのだ

 

 

 

 

 

いつか、いつか。

 

 

 

 

 

いまのままでは、そんな未来こないというのに。

 

 

 

 

 

起こることを、期待している。

 

 

 

起こすのではなく。

 

 

 

 

 

 

 

キリキリと、胃が痛む。

 

 

 

 

 

よわいわたし、ハリボテの生活、10月。