現実
学校は、とてもおもしろいのだ。
知りたかったことを学べる。なんと贅沢なことか。
贅沢なことと認識しているにもかかわらず、わたしはなんども席を欠けた。もう、あとはないそうだ。
なぜ?アルバイト?
いやぁ、ちがくてさぁ…
この質疑応答ほど無意味なものはない。
アルバイトは楽しい。
人が喜ぶ様を見るのは気持ちがいい。協力して作り上げる時間とサービスは、達成感がある。
でも、そこまでだ。
むずかしい。暴食は止まらず、金はするすると逃げていく。
欲しかった服を買った。
心は晴れぬままだった。
"もういいんじゃないかな"
言い訳と諦めがちらちらと顔をみせる。
弱いわたしに気づいて、責める声がする。
全ては内側で響き合い、わたしという存在に影響をもたらす。
なにがこんなに辛いのかわからない。すこしわかるが、それだけか?とかんがえてしまう。
きっと、それだけだ。
わたしの中のわたしは、とても少なく、あさく、つまらない。
睡魔に負けた、とは言ったもんだ。
ぜんぶぜんぶ阿呆にみえる。
溜まった課題、やりたいこと、やめたいこと、ぐちゃぐちゃにまぜられつづける。