ジェシー

栄養士志望。 いろいろ考える

ごめんね

 

 

 

 

まけてしまった。

 

 

 

あの魔物は、いつもは影にひそんでる。

 

 

 

夜になると、がばりと、おおきなおおきな口をあけて、わたしの背中におそいかかる。

 

 

 

 

さびしかったのだ

 

 

 

ただ、それだけ。さびしかった。

 

 

 

好き、なんて心になくても言えてしまうことを知った。

 

 

 

ごめん、ごめんね

 

 

懺悔が響く

 

 

 

わたし、きみがよかったんじゃないの

 

 

 

体温のある、ニンゲンがほしかっただけなの

 

 

 

 

かわいそうなきみ、なかないで。

 

 

なかないで、もっと幸せになれる人といてね

 

 

 

 

ごめん

 

 

 

一言に尽きる

 

 

 

 

 

懺悔が響く