2017-10-10 ごめんね まけてしまった。 あの魔物は、いつもは影にひそんでる。 夜になると、がばりと、おおきなおおきな口をあけて、わたしの背中におそいかかる。 さびしかったのだ ただ、それだけ。さびしかった。 好き、なんて心になくても言えてしまうことを知った。 ごめん、ごめんね 懺悔が響く わたし、きみがよかったんじゃないの 体温のある、ニンゲンがほしかっただけなの かわいそうなきみ、なかないで。 なかないで、もっと幸せになれる人といてね ごめん 一言に尽きる 懺悔が響く